山間部インフラ工事編
― どんな場所にも“通信”は命綱。衛星通信が支える現場と人の安心
山をいくつも越えた先。
地図にも詳しく載らないような山間部で、 今日もインフラ工事は続いています。
道路、ダム、林道、水道管、送電設備。
どれも、都市部から離れた場所であっても人の暮らしを支えるために欠かせない工事です。
水と電気はある。でも、通信だけが届かない
山間部の現場では、水や電気は何としても確保されます。
人が働き、休み、命を守るために必要だからです。
しかし、通信だけは別でした。
- モバイル回線が圏外
- 基地局は数十キロ先
- 地形や天候で電波が不安定
それでも現代の工事現場では、
- 測量データの共有
- 進捗や安全状況の報告
- 設計変更の確認
- トラブル時の即時判断
通信がなければ、仕事が止まってしまいます。
遠隔支援は「通信があってこそ」
遠隔支援カメラを使えば、本部と現場をつなぎ、迅速な判断や指示が可能になります。
しかし、通信がなければ――
その仕組みはまったく機能しません。
「見たいのに、見られない」
「支援したいのに、届かない」
現場は孤立し、不安だけが積み重なっていきました。
解決策は“空”にあった
そこで導入されたのが、衛星通信でした。
空が見えれば、どこでもつながる。
地形や基地局に依存しない通信手段です。
衛星通信を通じて、遠隔支援カメラの映像はリアルタイムで本部へ届きました。
- 作業状況の確認
- 危険箇所の共有
- 夜間作業の見守り
- トラブル時の即時対応
現場は、孤立から解放されていきました。
通信が守ったのは、仕事だけではなかった
休憩時間。
作業員がスマートフォンを手に取ります。
家族へLINE通話をかけ、「今日も無事だよ」と伝える。
それは、業務効率とは直接関係のない時間かもしれません。
しかし、この“つながる安心”が、現場で働く人の心を支えていました。
通信は、人と現場をつなぐインフラ
山間部の現場では、道路より先に、通信が必要になることがあります。
通信は、
- 安全を守り
- 作業を止めず
- 技術を支え
- 家族の安心につながる
命綱のような存在です。。」
副次的効果として生まれたもの
遠隔支援の導入により、
- 若手の不安が軽減された
- 熟練者の知識が蓄積された
- 教育コストが下がった
- 離職率が低下した
といった効果も現れました。
結果として、「伴走型の人材育成」が、この現場の強みになっていきました。
現場から生まれる“生きたBCP”
この取り組みは、机上の計画ではなく、現場で試され、磨かれています。通信・映像・人をつなぐ仕組みは、非常時だけでなく、日常の業務をも支えています。
それはまさに、現場から生まれ、現場に還元されるBCP+の形でした。
